動物由来感染症について
動物由来感染症を知っていますか?
○動物由来感染症とは
「動物由来感染症」とは動物から人に感染する病気の総称です。
人も動物も重症になるもの、動物は無症状で人が重症になるものなど、病原体によって様々なものがあります。
○日本で起きた症例
- ■狂犬病(国内最終発生:1957年[昭和32年])
動物によるこう傷などから感染。いったん発症すればほぼ100%死に至る。
2006年(平成18年)海外から帰国後発症し死亡した事例あり。
- ■オウム病
インコの糞などから感染。展示施設の従業員や来場者の間で集団発生。
- ■サルモネラ症
ミドリガメなどの爬虫類のペットから子供が感染し、重症に。
- ■猫ひっかき病
猫がふつうに持っている病原体で、過度で密接な接触によって感染。
○日常生活で注意すること
- ■過剰なふれあいは控える
(口移しで餌を与えたり食器具の共用はやめ、動物と同じ布団で寝ることも避けましょう。)
- ■動物に触ったり、砂場等で遊んだら必ず手を洗う
(石けんを使用して手を洗うことで、大部分の病原体を落とすことができます。)
- ■動物の身の回りは清潔にする
(動物の手入れや小屋の掃除はこまめに行い、換気やフン等の処理は速やかに。)
- ■野生動物の家庭での飼育は避ける
(予防のためにも、また動物資源保護の観点からも野生動物の飼育は避けましょう。)
体に不調を感じたら、早めに医療機関で受診を!
(かぜやインフルエンザに似た症状がでる場合が多く、発見が遅れやすいです。
受診の際はペットを飼っていることも医師に伝えましょう。)
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